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春季彼岸会も無事終了

合掌
皆様こんにちは。昨年末から続けて葬儀がございまして、ご供養と、そのご遺族との親交を大切に思い、あっという間に月日が移ってしまいました。無事彼岸も終わりホッとしております。

先日の彼岸会では、通常の法要に続けて、「法華信仰の功徳」と題して少々御法話申し上げました。我々は「一々文文是真仏」といって、釈尊を仏たらしめた法華経の一文字一文字を仏のお姿と観じ、尊崇申し上げます。生身の釈尊を現前に拝するように。よって、経本なども粗末にすることは当然無く、地面にそのまま置くことも慎みます。物質社会で生活していると、このようなことがおざなりになってしまう傾向があるので、檀家さんにもお話申し上げました。そして中国の法華伝から法華経を書写して父を救った遺龍の説話を申し上げました。

【中国は漢の時代。高名な書家烏龍は、絶対に仏教経典だけは頼まれても  書写しませんでした。彼の臨終の遺言も徹底していました。
 「いいか息子遺龍よ。我が一門は天尊である老子さまを信仰する。私の死後も仏典を、なかでも法華経だけは絶対書くことならぬ。もし約束を破れば、 悪霊となって汝を殺す」というものでした。
  時が流れて、遺龍は国王の司馬氏から法華経を書写することを命じられました。遺龍は父の遺言を盾に断りましたが、王の命令は絶対です。彼は、法華経の各品の章題だけを書くことを承諾し、書き写しました。
 親不孝をしたという気持ちで涙ながらに眠りについたその夜、不思議な夢を見ました。父親が光り輝く天人の姿で庭に現れたのです。そして虚空には六十四の仏さまがおられました。
 「息子よ。私は法華経を謗った罪で無間地獄に堕ちてしまった。この苦しみ
 は喩えようもないものだ。しかし昨日の朝、その地獄に突然、妙の字が飛来して金色の釈迦仏となったのだ。その釈迦仏は、こう仰った『たとえ天地に満ちるほどの大悪を犯した衆生であるといえども、ひとたび法華経を聞けばすべて成仏する』と。その文字の中から大雨が降り出し、地獄の火炎をことごとく消してしまった。次に法の字、蓮の字、華の字と飛来し、ついに六十四の文字がすべて仏の姿になって無間地獄を照らし、私たちは地獄より救われたのだ。私は、その六十四の仏さまはどこから来られたのか尋ねてみた。 すると、その仏さま方は、おまえが国王の命令で書いた法華経八巻の章題の文字だったのだ。遺龍よ。おまえの写経の功徳が私を救ってくれたのだ。ありがとう。我が息子よ」
 不思議な夢から覚めた遺龍は、今後、仏教経典以外の文字は絶対に書くまいと決意するのでした】

彼岸会は晴天でした
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多くの皆様に御修行していただきました
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日梵住職ほか 日凌上人  日紹上人
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法要後はスクリーンで伝道映画を拝見しました
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別勧請の水子・子育観音にも皆礼拝しています
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