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お寺でも新築家屋の上棟式を行います

 先日、ある檀信徒様の家を新築するにあたり、謹んで上棟式を厳修申し上げました。日蓮聖人は『立正安国論』で「十方は悉く宝土なり」とご教示されております。法華経受持者の住処は宝土ですから方角吉祥云々はあまり問題にはなりません。法華経の功徳です。
 最近は大手住建会社の規格住宅が増える中、このお宅は伝統工法で大工さんが一から作っており、檜の香りが心地よい日本家屋です。「トントントン」と家を建てる音が村に響くのは良いですね。繁栄の音です。
 解体式・地鎮祭も丁寧に済ませ、喜びの中上棟式です。皆様は大抵このような一連の儀式は、神社の神主様においでいただくように思っているようですが、日蓮宗では法華経の法儀に則った法要が伝承されており、単なる「お祓い」ではなく、諸仏・諸菩薩・諸天善神はじめ、地所に纏わる諸霊に法味を捧げることによって、「共生感謝」を言上する素晴らしい機会となります。家に使われる柱の一本一本でも樹木の命をいただき、工事の最中には土地の虫も殺生するでしょう。そのような犠牲の上に我々の生活が成り立っているということです。

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参考 以前地鎮祭をしたときのブログ(今回の施主様とは別です)
http://hokkeji.blog.so-net.ne.jp/2007-11-12



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