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日蓮聖人ご命日の法要「お会式」

 去る11月16日、当山本堂に於いて「お会式大法要」を厳修申し上げました。本年は宗祖ご入滅第727遠忌に当たります。日蓮聖人は死身弘法のお覚悟で教主釈尊を末法のご本仏と仰ぎ、自らはその使者であるという認識のもと我々凡夫に法華経の肝要をお示しいただきました。その因があったからこそ果として我々の信仰受持があり、その信仰によって魂の向上、つまり即身成仏へと導かれるのです。現代人は自己中心の思考に犯され、直接的な一瞬のみ捕らわれながら苦悩の日々を送っております。不知恩の輩が多存しております。しかし、元来日本人は美徳として、間接的に受けた恩をも大切に抱き、感謝の心を忘れなかったはずです。それが供養であり、知恩報恩であります。
 日蓮聖人も『開目抄』で 「聖賢の二類は孝の家よりいでたり。何に況んや仏法を学せん人、知恩報恩なかるべしや。仏弟子は必ず四恩をしって知恩報恩をいたすべし」と、ご教示されております。
 日蓮聖人は忠・義・恩などに代表される道徳観を非常に厳格に保たれた方です。それは現存のご遺文を拝せば一目瞭然であり、その弟子である私達が師の報恩を忘れるはずはございません。謹んで宗祖への報恩を謝し奉ります。

敬白文を奉る住職
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敬白文を拝し、祈念する檀信徒の面々
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参拝者全員にお経頂戴の儀を行う
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焼香の儀
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