能勢真如寺・能勢妙見山参拝

　５月３０日、柔らかな日差しとすがすがしい初夏の涼風が通り抜ける中、有志一同に引率を依頼され、能勢方面寺院へ参拝しました。当日はご多忙にも関わりませず御住職様にも御出座賜り、能勢法華とその信仰について御法話を拝聴いたしました。

　拙寺のある檀徒は２０年来欠かさず毎月第一日曜日に能勢に参拝しています。継続は力なりと申しますが、その持続力には頭が下がります。その檀徒は、奉納をさせていただく感謝を胸に抱き、ただ無心で香を手向け本尊に手を合わせるだけだそうです。生きるも殺すも御本尊様の思し召し、正しい道を歩めるように手を合わすのだそうです。
　近年は多種多様な宗教がありますが、その中で霊媒師や先生？の「お告げ」を糧に信仰を励む形態に人気があるようです。

　拙僧は、他者から生き方を指南され人生を豊かにしていく方法に魅力を感じません。（教えを自らかみ砕くのと鵜呑みにするのには雲泥の差があります）人生・人の魂の向上とは自らが壁に頭をぶつけながらでも体得していくからこそ価値があるのです。果報も大切ですが、その過程こそ重要な意味があります。霊媒先生に頼っているのはまさに他力本願。あてにならないカンニングペーパーのようなものです。そして依頼主の願望はほぼ「欲」で実りはないでしょう。

　先述した能勢月参りの檀徒さん。この檀徒さんはおそらく２０年間無言の御本尊様と相対して明らかに人生が豊かになったと思います。

団扇太鼓を握って唱題行進


記念撮影

コメント 1

暑い毎日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
いつもお世話になりありがとうございます。

この時は、何から何まで色々とお世話になり有難うございました。
日頃からも言葉に言い表せない感謝でいっぱいですのに、
今回も慈悲深いお心に甘えさせて戴き、心よりお礼申し上げます。

どうぞ、お忙しい折ですし、暑さ厳しくなってきておりますので、
ご自愛してお過ごしくださいませ。
有難うございました。
by twinklelove (2009-06-29 02:05)