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ブログ紹介

当山寺庭婦人がブログを始めました。当サイト同様にご贔屓の程よろしくお願い申し上げます。合掌

http://shibainu-daisuki.blog.so-net.ne.jp/  ~寺庭婦人ブログ~
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あじさい寺には及びませんが

 挿し木をしたあじさいが花を咲かせました。生花店などで販売している西洋あじさいや、山あじさいなども檀家さんと植えたのですが、なかなか難しく、枯らしてしまったものもありましたが、何とか根付いて一安心。いずれは「あじさい寺」と呼ばれるくらい境内にあじさいを咲かせるのが夢です。

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能勢真如寺・能勢妙見山参拝

 5月30日、柔らかな日差しとすがすがしい初夏の涼風が通り抜ける中、有志一同に引率を依頼され、能勢方面寺院へ参拝しました。当日はご多忙にも関わりませず御住職様にも御出座賜り、能勢法華とその信仰について御法話を拝聴いたしました。

 拙寺のある檀徒は20年来欠かさず毎月第一日曜日に能勢に参拝しています。継続は力なりと申しますが、その持続力には頭が下がります。その檀徒は、奉納をさせていただく感謝を胸に抱き、ただ無心で香を手向け本尊に手を合わせるだけだそうです。生きるも殺すも御本尊様の思し召し、正しい道を歩めるように手を合わすのだそうです。
 近年は多種多様な宗教がありますが、その中で霊媒師や先生?の「お告げ」を糧に信仰を励む形態に人気があるようです。

 拙僧は、他者から生き方を指南され人生を豊かにしていく方法に魅力を感じません。(教えを自らかみ砕くのと鵜呑みにするのには雲泥の差があります)人生・人の魂の向上とは自らが壁に頭をぶつけながらでも体得していくからこそ価値があるのです。果報も大切ですが、その過程こそ重要な意味があります。霊媒先生に頼っているのはまさに他力本願。あてにならないカンニングペーパーのようなものです。そして依頼主の願望はほぼ「欲」で実りはないでしょう。

 先述した能勢月参りの檀徒さん。この檀徒さんはおそらく20年間無言の御本尊様と相対して明らかに人生が豊かになったと思います。

団扇太鼓を握って唱題行進
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記念撮影
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~聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝~で感じた中共の思惑

 滞在先のホテルで偶然、九州国立博物館特別展パンフレットを発見し、これもご縁と早速見学に参りました。勝れた仏教文化の推移を眼前で感じることができて非常に有意義でした。
 しかし、今回の展覧会は文化庁はじめ中国国家文物局、中国大使館、中国駐福岡総領事館が後援しております。現在の政治体制下では仕方ないことかもしれませんが、中華文物交流協会・中国チベット文化保護発展協会挨拶で
 
 「中国は、古くから統一された多民族国家であり、その悠久の歴史を有する、広く深遠で、豊かで多彩な、一体化した中国文化も、各民族の独特な文化が集まって形成されたものなのです。~中略~勤勉で聡明なチベット族の祖先は、長い歴史の中でチベットを開拓し、中原の漢民族や他の民族と互いに交流し合い、依存し合い、影響し合いながら、人々を惹き付ける独特で深淵なチベット民族の文化と芸術を創造してきました。それらは中華の多元的な文化を構成する、不可欠で重要な成分となっているでしょう」

 とありました。何かおかしいと思いませんか。中国共産党は信仰の自由や民族独自の自治や主権を明らかに侵害しているのです。文化大革命の際は多くの寺院や仏像を破壊し、売り飛ばし、多くの僧侶を拷問殺害したのです。
 チベット民族は古来より中華の構成要素などとは考えず、仏教真理を理念とした独自の崇高な国家・文化と捉えています。それらを差し置いて、この挨拶文は中華思想そのものなのです。
 仏像を拝していると、多くのチベットの民が心から手を合わせ信仰の息吹を込めていた仏像であることが分かります。しかし、現在この仏像達は、自由な信仰に基づく礼拝を受けることができません。中共が偽りの文明国家気取りの宣伝材料にされているのです。
 拙僧は、大いに祈りました。礼拝しました。我々日本仏教徒は善光寺の英断の如く、チベット人の願いも込めてこれらの仏像を文化財としてではなく、仏の真理として拝するべきなのです。
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The Nichiren Buddhist International Center

English version Nichiren sect of Buddhism home page.
http://nichiren-shu.org/index.html

Please be careful !!!
"Nichiren sect of Buddhism" completely has no relation to Nichiren Shoshu and Soka Gakkai.
Nichiren Shoshu and Soka Gakkai are another organization which can't be admitted.
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兼務寺院行事 宗務所主催 立教開宗大法要厳修

兼務寺院の大法要の様子です。法華寺の行事にもお手伝いいただいている檀信徒様の活躍です。
是非ご覧下さい。
http://honyouji.blog.so-net.ne.jp/2009-05-04
posted by 日梵 at nice!(0)  コメント(0) 

星祭大国祷会

本年も盛大に厳修しました。写真のみアップします。

荘厳された御宝前
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大勢の参拝者
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法華経の要品を早い拍子で読みます
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お炊き上げも沢山あります
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法要後、東雲上人と比叡山横川定光院(日蓮聖人遊学の聖域)へ参拝しました
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今月は釈尊降誕の月

 今月はお釈迦様の誕生月です。お釈迦様は誕生の直後、天地を指差し、「天上天下唯我独尊(天にも地にもわれ1人)」とお唱えになられたのは有名ですが、実はその先があるのです。「今此三界皆是我有(皆を幸せにしたいと誰よりも強く願っている)」とおっしゃいました。
 この崇高な願いを実践的に説かれたのが『法華経』です。日本には『般若心経』など多くの経典が伝わっていますが、お釈迦様は『法華経』こそ諸経の中の真髄であると仰っています。よって、日蓮聖人は『法華経』に従っていくことが幸福への近道であると悟られました。
 お釈迦様が活躍された時代から今日に至るまで、人が生きる上で抱える苦悩は全く変化していません。【変わってほしいのに変わらない苦しみ】【変わってほしくないのに変わってしまう苦しみ】皆様の今抱いている悩みを当てはめてみてください。生老病死はじめ苦悩のすべてはこの2つの原理から起こるのです。
 皆様が抱くあらゆる苦悩を幸福へと変えるエネルギーがお題目にあります。苦悩は運命転換のチャンスです。
 現代社会はあらゆる誘惑との戦いです。目先の幸福や欲求を満足させるだけの新宗教も多くあります。人は全知全能の神ではありません。病にかかるし必ず死を迎えます。その事実に目を向けず、目先の不安を利益で誤魔化す宗教では真の幸福は得られません。
 仮に利益で病気が治ったとします。しかし再度病気になりたくないという不安が瞬間的に訪れます。これは本質を誤魔化しているからです。結局死ぬまでこの繰り返し。本当の利益とは、たとえ病にかかろうとも幸福感に満ちあふれています。この安定した幸福感がお釈迦様の悟りであり南無妙法蓮華経のご修行なのです。

はなまつりの灌仏盤 甘茶をかけます
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今年も境内の桜が見事に開花しました
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桜の香る中、自然に檀家さんが集まって談笑しています
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節操がない霊園経営僧侶

 拙寺にも境内墓地はありますが、郊外という立地もあってか、村の旧土葬墓地や近隣の霊園墓地を所有されている檀徒も多いのです。霊園墓地というと、ゴルフ場の如く、大規模な山林開発によって山を切り崩して墓地にしています。広大かつ眺望の良さなどから人気がありますが、墓地を経営するには宗教法人資格が必要となるため、悪徳業者が宗教法人とタイアップして霊園を経営し、トラブルになるケースもよく聞きます。
 先日納骨に伺った場所も拙寺から20分くらいの大型霊園でした。その霊園は真言宗寺院の経営で、宗派無問の霊園事業をされているようです。入口には会館があり、精進落としの食事や法要も依頼できるようで施主様にとっては願ったり叶ったりの便利な施設のようですが・・・・
 
 さて、納骨のため当家の墓前に足を運ぶと、なにやら墓石に真新しく文字が彫ってあります。どうやら納骨される方の法号のようです。

住職「この法号はいつ彫っていただいたのですか」
施主「先日です」
住職「法号を彫らない方も多いのであえて申し上げませんでしたが、墓地を工作する際には魂抜法要を厳修されるのが本来の作法ですよ」
施主「それなら済ませました」
住職「どちらにお願いしたのですか」
施主「住職にお願いする前に、この霊園で法号を彫っていただく相談をした際、彫刻は勿論、魂抜も霊園の僧侶がしっかり抜いておくと言われたものですから信頼してお願いしました。宗派の相違は特に仰っていませんでしたので」

 霊園の僧侶は真言宗です。この僧侶は日蓮宗法華経の真理が宿った墓石から一体何を抜いたのでしょうか?拙僧もしっかり施主様をお導きできなかった落ち度は反省しなければなりませんが、この霊園を運営している真言宗の寺院は節操のない商売寺院です。仮に逆の立場であったなら、拙僧は菩提寺の僧侶に魂抜法要を依頼されるように促しますよ。この僧侶は真言宗の法儀で魂抜をしたのでしょうが、魂抜をしているように演技したのと大差ないですよ。
 仏教離れが加速している昨今、檀徒の宗派意識も薄れています。義務慣例としての死者供養に終始してしまう傾向があります。だからといって通仏教意識が覚醒しているわけでもありません。僧侶の怠慢がこのような現状を導いたとも考えられますが、これは危惧すべき問題なのです。であるにも関わらず、この霊園僧侶は利便性やサービスを追求する一般施主に乗じ、つけ込んで、結局自らの利益のために最低限のルールを無視する。
 そのようなことだから、単純に資格を取得した僧侶や、役者が法衣を着用して読経する偽僧侶など悪徳商売が横行して、その区別もつけることができずに、仏教の信頼も失墜し、最終的には「僧侶なんかいらない・千の風になって♪♪」となってしまうのです。これを他人のふんどしで相撲を取るような節操のない所業と言うのです。




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菩薩団行事 「大掃除」

菩薩団の皆様にご協力いただきまして法華寺はピカピカになりました。自らの修行道場を自らの手で整えることは美しい光景です。掃除などの雑務を作務行(さむぎょう)といって、『雑宝蔵経(ぞうほうぞうきょう)』に説かれている七つの施しにも通じ、大切な仏道修行です。
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親友と靖国神社へ

 ご無沙汰しております。更新すべきネタが蓄積しておりますが、なかなか更新できず不徳の致すところです。徐々に時間を見つけて更新してまいります。
 とりあえず、20年来の親友と靖国神社でこの国土によって育てられたご恩を感謝いたしました。
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団体参拝旅行にいってまいりました。

 11月29日~30日、法華寺と住職兼務寺院の大津本要寺が合同で団体参拝旅行に行ってまいりました。前回(3年前)は房州・東京2泊3日の霊跡参拝でしたが、今回は広島1泊2日の旅でした。
 日蓮宗には宗祖がご選定された六老僧の伝統を受け継いだ本山が六門流すべて存在します。その数は57本山です。宗祖の活躍された関東地方一帯や新潟に集中しておりますが、遠方では佐賀・広島・宮城・福島にも本山が存在します。団参では数ヶ寺を回ることが多いため、どうしても遠方の点在する本山に参拝する機会が少ないのです。そのようなことから、あえて今旅行では、広島市本山國前寺を参拝拠点に定め、その他広島原爆慰霊も併せて行ってまいりました。
 京都から広島までは距離でほぼ東京と変わりません。そのため集合時間も早く車中移動が大半でしたが、短いスケジュールにもかかわらず、内容の濃い楽しい旅行になりました。
 参加者の中には、戦時中海軍兵として呉軍港に所属されていた檀信徒様にもご同行いただき、当時を回顧して涙を流しながら我々に当時の話をお聞かせくださいました。身の引き締まる思いが致しましたと同時に、参加者一同かけがえのない宝を得た心地でございました。

安全な旅を心がけてくださいました。京都滋賀観光バス「本要寺法華寺号」
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呉 戦艦大和ミュージアム見学
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人間魚雷の前で皆涕涙しました
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宮島口で。これから連絡船に乗船します
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船中にて。各々旅行を満喫しています
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宴会の様子。檀信徒様の好意で余興を用意してくださいました
「尺八演奏」
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「近江八景」
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「名槍日本号」
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「上海ボレロ」
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宮島厳島神社。法華経重縁の神社です
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本山國前寺参拝。貫首猊下直々にお導きくださいました
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平和公園慰霊法要
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お寺でも新築家屋の上棟式を行います

 先日、ある檀信徒様の家を新築するにあたり、謹んで上棟式を厳修申し上げました。日蓮聖人は『立正安国論』で「十方は悉く宝土なり」とご教示されております。法華経受持者の住処は宝土ですから方角吉祥云々はあまり問題にはなりません。法華経の功徳です。
 最近は大手住建会社の規格住宅が増える中、このお宅は伝統工法で大工さんが一から作っており、檜の香りが心地よい日本家屋です。「トントントン」と家を建てる音が村に響くのは良いですね。繁栄の音です。
 解体式・地鎮祭も丁寧に済ませ、喜びの中上棟式です。皆様は大抵このような一連の儀式は、神社の神主様においでいただくように思っているようですが、日蓮宗では法華経の法儀に則った法要が伝承されており、単なる「お祓い」ではなく、諸仏・諸菩薩・諸天善神はじめ、地所に纏わる諸霊に法味を捧げることによって、「共生感謝」を言上する素晴らしい機会となります。家に使われる柱の一本一本でも樹木の命をいただき、工事の最中には土地の虫も殺生するでしょう。そのような犠牲の上に我々の生活が成り立っているということです。

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参考 以前地鎮祭をしたときのブログ(今回の施主様とは別です)
http://hokkeji.blog.so-net.ne.jp/2007-11-12



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日蓮聖人ご命日の法要「お会式」

 去る11月16日、当山本堂に於いて「お会式大法要」を厳修申し上げました。本年は宗祖ご入滅第727遠忌に当たります。日蓮聖人は死身弘法のお覚悟で教主釈尊を末法のご本仏と仰ぎ、自らはその使者であるという認識のもと我々凡夫に法華経の肝要をお示しいただきました。その因があったからこそ果として我々の信仰受持があり、その信仰によって魂の向上、つまり即身成仏へと導かれるのです。現代人は自己中心の思考に犯され、直接的な一瞬のみ捕らわれながら苦悩の日々を送っております。不知恩の輩が多存しております。しかし、元来日本人は美徳として、間接的に受けた恩をも大切に抱き、感謝の心を忘れなかったはずです。それが供養であり、知恩報恩であります。
 日蓮聖人も『開目抄』で 「聖賢の二類は孝の家よりいでたり。何に況んや仏法を学せん人、知恩報恩なかるべしや。仏弟子は必ず四恩をしって知恩報恩をいたすべし」と、ご教示されております。
 日蓮聖人は忠・義・恩などに代表される道徳観を非常に厳格に保たれた方です。それは現存のご遺文を拝せば一目瞭然であり、その弟子である私達が師の報恩を忘れるはずはございません。謹んで宗祖への報恩を謝し奉ります。

敬白文を奉る住職
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敬白文を拝し、祈念する檀信徒の面々
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参拝者全員にお経頂戴の儀を行う
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焼香の儀
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人間の厚みと品格

 オリンピックでメダルを取った選手には等しくエールを送りたいが、陸上初の銅メダルを獲得した末續選手が、競技直後の息が切れる中で「このメダルは自分に掛けてもらったが、日本陸上界の諸先輩方あってのものである。日本陸上界は世界の厚い壁に阻まれて、撤退した方が良いというような意見が出るほど辛酸をなめた時期がある。その時期に黙々と粘り強く走り抜いた諸先輩があったから今の自分があるのであって、自分一人の力ではない」と目に涙を浮かべながらコメントされました。その瞬間私の目にも涙が、不知恩の輩が多い中、このようなことを発言される末續選手に心からの敬意を表したい。
 我々が常に申し上げる「供養」の精神もそこに含まれると思う。「靖国」もである。

マイミクの熊五郎様から、金美麗先生の靖国神社に対する名演説動画をご紹介いただきましたので、アドレス転記いたします。是非ご覧下さい。

http://jp.youtube.com/watch?v=ALfu0RWGG84

 対照的に柔道の石井選手の言動は周知の通りであるが、若さゆえか?今時なのか?

 「競技は戦場。勝つか負けるか生きるか死ぬか」

天皇陛下の御前で

 「陛下のために戦いました」

陛下が、ロンドンへの進退を訪ねられた際にも即答で「目指しません」 一転、報道陣には「そのよう意味ではない」と

 私は、このような石井選手に正直嫌悪感をおぼえます。「陛下のために戦った」なんておそらく思っていないでしょう。虚栄のために嘘をつく姿は美しくありません。柔道をスポーツ・娯楽と捉える西洋柔道が世界基準に成りつつある中で、日本柔道の本質である精神柔道を顕彰していくためにも、このような無明無知の選手の指導を望みます。
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日蓮聖人ご命日法要「お会式」ご案内

 宗祖日蓮聖人は、建長5年(1253年)はじめてお題目をお唱えになられてから、流罪、死罪の迫害に遭われながらも、法華経・本仏釈尊のために、ご自身の身を惜しまず、上行菩薩再誕のご自覚もと、常に法華経の行者として歩んでこられました。晩年の9年間は身延山にて門下の育成に努められましたが、長年に渡る御辛労と寒・湿・貧に象徴される深山身延の生活のために健康を害し、弘安5年(1282年)10月13日、常陸の湯に療養されるために立ち寄られた武蔵国池上にて入滅遊ばされました。御歳61歳の御生涯でありました。この入滅をしのび、御徳を讃えるのが御会式でございます。
当山においても、日蓮聖人に報恩感謝の誠を捧げるべく法要を謹んで厳修いたします。親の供養を志すのは子の努めですが、信仰の父である日蓮聖人の法事に参加するのも至極当然の道理です。ないがしろになっては不知恩の輩と言わねばなりません。日蓮宗徒には最も重要な法要でございます。
 当日は、日蓮聖人御入滅時に季節外れの桜が開花した奇瑞に習って、堂内を鮮やかな紙桜で埋め尽くします。常の行事とは違った雰囲気です。ふるって御参拝下さい。
 
日時 11月16日(日)午後1時30分~

場所 法華寺本堂

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菩薩団団員さんのライブへ行きました

 タイトルの通りです。バンド名は裏ドラ~インストのjamバンドです。 (G,浅田さん B,長谷川さん D,河原さん Sax,黄瀬さん)菩薩団団員さんはベースの長谷川さん。 以前よりベースを趣味で演奏していることを仰っていましたが、実際に演奏を目の当たりにして驚愕!!!とてもスキルの高いバンドでした。今回は大阪船場でのライブでしたが、「裏ドラ」ライブにうかがったのは2度目という事もあり、曲の展開やアドリブなどを楽しむことが出来ました。
 拙僧も、学生時代はフュージョン・ジャズバンドでトランペットを担当しておりましたが、学生時代の記憶がよみがえり、楽器が恋しくなりました。

 長谷川さん!!今度菩薩団例会でベースソロを披露してくださいね。
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ありがとう早稲田精神昂揚会 彼岸法要厳修

 9月21日 あいにくの雨中の彼岸法要となりましたが、多くの檀信徒に御修行いただきました。法要後は先日兼務寺院に滞在した早稲田精神昂揚会諸氏の勇姿を熱く皆様に語りました。

(早稲田精神昂揚会宿泊の様子 http://honyouji.blog.so-net.ne.jp/2008-09-20-2 )

 彼岸とは迷いの此岸から悟りの彼岸にわたるための仏道修行期間であるが、その方法として、六波羅蜜(布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧)の修行は仏道以外でも実践できる。先の昂揚会諸氏は六波羅蜜を実践したのと同様である旨御法話申し上げました。

早稲田精神昂揚会夏合宿

布施→感激や勇気、喜びを他者に与え、労力をもって寺院に尽くした
持戒→1日食費80円。買い食い禁止。決まりを守った
忍辱→苦しみを耐え抜き励まし合った
精進→ゴールに向かってひたすら進んだ
禅定→早稲田精神の誇りを旨に決して動揺を見せなかった
智慧→この合宿を通じて自らの学究につなげる

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永井豪先生にお会いして感激 都立板橋高等学校80周年記念式典

 板橋文化会館で我が母校の80周年記念式典が挙行されました。拙僧の在学中は日教組を崇拝する教師が生徒を洗脳するような教育がなされていました。彼らは公の思想の押しつけを嫌う反面、あらゆる授業で公然と皇族呼び捨て税金泥棒呼ばわり、公立であるにもかかわらず君が代日の丸絶対反対(校内行事でも一切掲揚斉唱なし)、過去の日本の戦争犯罪の徹底追求 学区生徒会交流会と偽って実は都教組主催の大会だったり 授業休んで組合活動に狂い、道徳教育を価値観の押し付けとして否定したり他いろいろ。学生のための教育といいながら社会党系と共産党系の教員の内輪もめを生徒が気を遣うといった自己矛盾。後で聞くと母校はそのような教員の掃きだめのような場所だったらしい。そんな中で意見を求められても彼らの求める模範解答を書くつもりもないし、友人と精一杯の反論をしていました。
 卒業後は、都教組が大いに荷担した卒業式君が代日の丸問題事件が世間の耳目を集めたわけです。卒業生としてこんなに恥ずかしいことはなく、都教組の一方的な情報だけでなく、我々善良な生徒が被った欺瞞を露呈したい一心でおりました。
 しかし、現在は重点支援校として着実に一歩を踏み出しており、今日の記念式典でも国旗掲揚、君が代の斉唱が行われ、学生時代には叶わなかった国歌斉唱を友人と共に声たからかに斉唱しました。ここ数年の母校の暗雲を払拭するかのように非常にすがすがしい清らかな気持ちになりました。現役生とはキョトンとし、来賓先輩卒業生は国歌斉唱を楽しんでいるようにも見えました。
 拙僧のすぐ後ろが現役1年生だったのですが、座席に足を乗せたり、私語を慎まなかったりと非常に態度が悪く、再三の教員の注意にも聞く耳を持たなかったので堪忍袋の緒が切れ、心から説教してしまいました。説教の後は暖かい言葉もかけたのですが。生徒はまさか卒業生の坊主にいきなり説教されるとも思ってなかったのでしょうか。その後姿を消していました。気まずかったのでしょう。学生の注目の的でしたが、叱られることの知らない学生には説教して良かったと思っています。
 その後、大先輩である永井豪先生の記念講演。永井先生は、板橋高校時代には既に漫画家を目指しており、手塚治虫先生にお会いする縁を受けたらしいのですが、その前日の晩に、夢告で石ノ森先生が手招きをするらしいのです。永井先生は、手塚先生に会う前日に不思議な夢を見たものだと、半信半疑で手塚先生の門をたたくと、手塚先生は気まぐれで大阪に行ってしまったらしく対面叶わず、その後思いがけず石ノ森先生に評価され、本格的な漫画家として第一歩を踏み出されたそうです。
 永井先生とは祝賀会であらためて拝謁させていただき、名刺交換や写真撮影など夢のような一時を過ごすことが出来ました。
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大成功 盂蘭盆灯火会

 3年目を迎えた盂蘭盆灯火会も、皆様の篤いお気持ちとご協力によりまして無事円成することが出来ました。前日からの雨も上がり、初秋を感じるさわやかな涼風の中での法要となりました。この有意義な法要を続けていきたく思いますので、今後ともご協力宜しくお願い申し上げます。菩薩団の皆様お疲れ様でした。また、当日参加できないために前日準備のみ参加いただいた篤信の方がいらっしゃったことも付記します。

前日準備。竹灯籠の洗い出しです。竹についたカイカイ虫との格闘でした
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協力してテント張り
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襖も外して開放的な空間を作ります
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竹灯籠に張る戒名紙の準備
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当日は住職の友人であるジョシさん一家が神戸より参拝いただきましたので、敬意を表して山門にネパール国旗を掲揚しました
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ジョシさんご家族と住職
ジョシさんの会社 ネパールトレーディングHP http://nepaltrading2001.cocolog-nifty.com/blog/
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祭壇や灯籠の準備も整いました
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当日はカレーライスのほかに、かき氷、フランクフルト、アメリカンドッグ、とんかつ、コロッケなど、多くのご供養がありました。菩薩団有志の寄付によって成り立っております
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法要の前に都山流尺八師範 小瀧かおり先生と 津軽三味線師範 津軽屋豊先生の奉納演奏
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導師 日梵住職  脇導師 日紹僧正  役僧 善成法師
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法要後の菩薩団スナップ。達成感に笑顔がこぼれます
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盂蘭盆施餓鬼会法要厳修

 お久しぶりでございます。8月は盂蘭盆月間と言うことで種々法務があり、ブログを更新できませんでした。月遅れになりますが徐々にアップしてまいりたく存じます。

 さて、去る8月4日、当山本堂におきまして盂蘭盆施餓鬼会を厳修申し上げました。当日は多くの檀信徒に御参拝いただき、盛大に御修行できました。数年前より本堂に冷房を完備しておりますので、体力に限界があるお年寄りにも好評で、酷暑にもかかわらず清涼感のある法要でした。

法要当日に開花した蓮の花
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寺庭婦人が用意したレモン水。大好評でした
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多くの皆様に御修行いただきました
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目連尊者の来由を想い、法華経妙力によって霊位得道いただくべく御回向申し上げました
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終戦記念日に際して

謹んで英霊に感謝の誠を捧げます。

オリンピックで日の丸が揚がるたびに、国安らかと願って逝った先師は歓喜されていることと思います。

 拙僧、僧侶を志したのには種々思いはございますが、その中でも戦争に纏わる見えないご縁を深く観じ、法華経流布の他にその供養を修することも、拙僧に課せられた使命の一つと考えてまいりました。
 日蓮宗では僧侶になるべく修行を総本山で行じます。その道場中に総本山英霊施餓鬼会が厳修されるのですが、宗立学寮出身者や本山随身経験者ではなく、なぜか実力のない拙僧に馨座(首座)を拝命し驚いたことをあらためて思い出しました。生涯の喜びと思っております。

怨親平等 妙法経力即身成仏  南無妙法蓮華経
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平和の祭典を主催する資格

 北京五輪がスタートする。聖火点火が最大のクライマックスと言うが、あの欺瞞に満ちた聖火リレーがクライマックスであったように感じる。世界各地より集結するトップアスリート以上に、運動に挺身している諸氏の雄姿を我々は忘れてはならない。
 同時に、中国の威信をかけて演出するオリンピックのパフォーマンスの裏に、チベット、モンゴル、ウイグル他、権力によって抑圧封印された民族があることも決して忘れてはならない。
 
 一つの国家、一つの思想、一つの政権を維持する体裁のために、抑圧粛正する国家にはたして平和の祭典を主催する資格があるのか。そんな開会式の演出は某国のマスゲームのようだ。

 テロの驚異にされされている中国。暴力行為は絶対否定されるべきだが、因果応報。中国はこのしっぺ返しを真摯に受け止め、真のテロの撲滅を願うなら、自らを棚に上げず、抑圧ではなく慈悲と憐憫を国是としなければならない。ウイグルの民は喜びに満ちあふれ、あらためて友人として協力するであろう。

本日より五輪閉会までの間、チベット国に敬意を表し山門にチベット国旗を掲揚いたします。

 

 
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奉納寄付 手水鉢一式

 法華寺檀信徒で、工務店代表の某氏がこのたび手水鉢一式ほか付帯作業工事を奉納寄付していただきました。水道本管を探したのですが、水道本管が思いの外深部を通っているようなので、境内を縦断掘削する予想外の大工事になってしまいましたが無事水利を得、完成いたしましたのでご報告申し上げます。
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滝本上人ご滞在

 7月17~18日に日蓮宗宗務院時代の後輩である埼玉県の滝本上人が滞在されました。滝本上人の自坊も当山と同じ「法華寺」です。今回の京都訪問は職務上、京都国立博物館に用件があってのことで、祇園祭の最中ということもあり、ホテルではなく当山に宿泊いただいたのです。
 約一年ぶりの再会だったのですが、宗門の中枢で勤務している立場からの現宗門の問題や可能性などを熱く語り合い、非常に有意義な一晩でございました。

当山の懺悔瞑想室で共に法味を言上していただきました
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滝本上人の結婚式には家内と歌わせていただいたことを思い出しました
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信行組織「菩薩団」結成

 かねてより、檀信徒有志の皆様には種々お寺のことをお手伝いいただいているのですが、例年の『盂蘭盆灯火会』はじめ、本年は『法華寺本堂コンサート』など、種々の実績を築きあげてきた青年信徒を中心として、仏教徒としての自覚と法華経の信仰を深めるため、法華寺を道場として信仰に励む者の信行組織を結成いたしました。

1、会長
2、副会長
3、財務部長
4、信行部長
5、婦人部長
6、婦人部副部長
7、事務局長
8、会計監査
9、顧問

 上記の役員の方を中心に、日蓮聖人の教えを学び、信力増進、人格向上、知識の進歩を目的とします。また、会員間の宗教・文化意識向上を目的とした見学、研修、団体参拝旅行、その他法華寺行事の後援を通じて会員相互の魂の徳積をいたします。僧俗一丸異体同心にて、法華寺が山城屈指の法華経修行実践道場として法光ますます輝きますことを願ってやみません。

打ち合わせの様子
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シタール演奏会の集合写真
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法華寺先祖代々大法要厳修

最近多忙につきなかなか更新ができず申し訳ございません。

去る6月15日に例年通り、先祖代々の追善大法要を厳修しました。当日は、昨今の魂の荒廃による凶悪犯罪に対するご祈念をあわせて申し上げ、「正しい法を、正しい意識を国民が保たねば悪鬼が蔓延り国滅ぶ」と憂いだ日蓮聖人の御徳を偲び、法華経に縁のある檀信徒が、単に既成宗教の延長ではなく、法華経持経者としての信心を胸に、法華経流布に努めなければならない旨、意識をあらたにいたしました。
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住職雑記~日教組教育の弊害~

 ゆとり教育世代が今の20代だという。極力競争学習を抑制し、徒競走の時は順位をつけずみんなが一緒にゴールイン。そんな教育を受けた学生が実社会に放り出されると・・・
 競争と実力の社会に愕然とし、現実の厳しさを目の当たりにする。平等の名の下に昨日までお手々つないでいたお仲間が出世する。実力や要領の良い友人が自分を飛び越していく。そして取り残された者は・・・
 
 スポーツ精神「敗者は勝者を讃え、勝者は敗者に敬意を表す」
 
 競争力の身についた人間は、情熱と底力がある。自らの置かれた状況に納得がいかなくても、現実を直視しあらゆる可能性を頭に描き続けるだろう。
 しかし、先述したゆとり世代は、本来自己責任であるべき不平不満を他者に向け、他者を妬み、裏切られたと憎悪の念をむき出す。仏教で言う渇愛、執着の悪循環を生み出し、破滅へと向かってしまう。

 また、道徳教育も、価値観の強要を避けるために教育現場から消えてしまった。『神社新報』2916号石井昌浩氏のコラムには
「大人の価値観を子供に押しつけるのは、国を問わず、どの時代にあっても避けられない宿命である。この当たり前の事実を認めようとしない潮流が戦後日本の教育界を支配してきた。教育に強制はなじまないとする。この潮流こそ今日の教育の混迷と荒廃をもたらした元凶である。(中略)未来のために、子供たちが世の中を生きていく心の支えとなる座標軸を提供すべきなのに、このもっとも大切な課題から日本人は目をそらし続けてきた。もともと道徳教育は一般的な教育規範を教えるのに止まらずより具体的な徳目つまり「礼儀、忍耐、勇気、正直、正義、友情」などの道徳の細目を例示することから成り立っている。しかし、道徳教育に反対する人たちは、徳目こそ道徳教育の核心であることを見抜いた上で徳目主義反対を唱えた」
 とあり、誠に的確な主張をしておられる。

 秋葉原で犠牲になられた霊位のご冥福を祈るととともに、日蓮聖人が『立正安国論』を執筆された意義を改めて考えさせられる昨今である。正しきを立てて国を安らかにする。宗教的に日蓮聖人が目指す正法とは『法華経』であり、釈尊の真理の充満した仏国土であろう。しかし、現代人の意識から欠如した普遍的な人としての良心や理性、それらを法華経の真理から導き出すことが肝要であり、ただの盲目的宗教信仰では、真の立正安国精神を潰してしまうであろう。
 教育の現場で、道徳倫理が伝えられないのであれば、今こそ寺院がその役割を担うときではないか。

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親友の結婚式

 久しぶりにチベット以外の日記です。拙僧只今東京布教所滞在中であります。拙僧の大親友が過日結婚しまして、厳かな結婚式・披露宴に出席いたしました。場所は目白椿山荘。澄み切った青空、新緑を通る爽やかな風と揺るぐ木草、初夏の青臭い自然の香り、そして幸せいっぱいの新郎新婦とご列席の皆様。落語家橘家半蔵様の流暢な司会。拙僧も、友人代表として挨拶を述べる栄を賜り、幸せな一日でした。最後は新婦の出身地である長野県の慣例に則り、万歳三唱にて華燭の典を円成しました。
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